ピアノ演奏「興味を持って」 郡山出身の大内さん、アルバム発売

郡山市出身のピアノ講師・演奏家大内暢仁さん(29)は、17~18世紀のバロック音楽をピアノで演奏したファーストアルバム「Rebirth(リバース)」を発売した。大内さんは「新しい音楽として、幅広い人に興味を持ってもらいたい」と話している。
「古楽」と呼ばれるバロック時代の音楽は、当時使われていたチェンバロやオルガンなどの「オリジナル楽器」での演奏が主流で、ピアノ演奏はほとんどされていないという。
大内さんは、東京音大ピアノ科卒、同大学院科目等履修生修了。ルネサンス・バロック時代の音楽史を専門的に学び、当時の哲学や科学、数秘術なども研究。音楽の歴史や背景、精神性を追究し、理解を深めた。
アルバムには、パッヘルベルの「前奏曲ニ短調」やブクステフーデの「アリアラ・カプリチョーザ」、ロワイエの「スキタイ人の行進」など12曲を収録した。オリジナル楽器とピアノでは、音の出し方や音色などが全く異なるといい、オリジナル楽器では出せない音の強弱などピアノならではのアレンジが加えられている。
大内さんは「同じ曲でも全く違う聞こえ方になる。オリジナル楽器がモノクロだとすると、ピアノはカラー。より鮮やかな現代の響きで曲をよみがえらせた」と話している。
CDの価格は3080円。アマゾン、タワーレコード、HMVの各オンラインストアで販売している。県内では、郡山市の大内ピアノ教室(電話024・951・3775)で購入できる。また「アップルミュージック」や「スポティファイ」などの音楽配信サービスでも配信している。
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