高線量コンテナ把握せず 福島第1原発、旧研修棟付近で4基発見
東京電力は5日、福島第1原発構内で、管理上把握していなかった高線量のコンテナ4基を発見したと発表した。近くで高いベータ線を出すゼリー状の塊が見つかったことを受けての調査で、県がコンテナの存在を指摘。東電が測定したところ、最大で毎時1.5ミリシーベルトの放射線量が測定された。内容物は不明で、置かれた経緯なども調べる予定だ。
東電によると、見つかったコンテナは幅3.8メートル、高さ1.6メートルの大きさで、鋼鉄製。「旧研修棟」と呼ばれる建物の東側に、2段に重ねられていた。腐食が進んでおり中身が分からないため、東電は降雨時に汚染された水がコンテナから水路に流れる可能性があると判断し、周辺に土のうを設置したという。
東電は、このほかにも敷地内に管理されていないコンテナなどがあるかどうかを調査する。
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