「メモリアルパーク」4月24日開所決める 南相馬・北泉に整備

 
24日に開所する南相馬市のメモリアルパーク

 南相馬市は、同市原町区北泉地区に整備を進めていたメモリアルパークを24日に開所することを決めた。東日本大震災から10年の節目の年に復興碑やモニュメントを設置し、震災犠牲者への追悼と震災記憶伝承につなげる。5日、門馬和夫市長が記者会見で発表した。

 メモリアルパークを整備したのは津波で大きな被害を受けた北泉地区の元住宅地で、現在は災害危険区域に指定され市民が住むことができない。市はかつて人々の生活があったことを記憶にとどめるとともに、付近の北泉海浜総合公園の緊急避難先となるよう高さ10メートルの高台として整備した。

 高台には、市内の原町、鹿島、小高の3地域が調和・協調・交流して発展するイメージを表現した6面体のモニュメントを設置する。モニュメントの中間部分が震災時の津波到達高さの11メートルとなるように設計されており、津波への備えを呼び掛ける意味合いが込められている。海を眺めながら故人をしのぶ復興記念碑も設ける。

 開所に合わせ、当日はモニュメントの除幕式を行う。門馬市長は会見で「震災から10年の節目に整備された記念の広場となる。市内の津波被害を忘れないことも含め、市のシンボルになると思う」と語った。