町長室で入札情報書類提供か 官製談合事件、前美里町長ら追起訴

 

 会津美里町が発注した公共工事を巡る官製談合事件で、前町長の渡部英敏容疑者(80)=同町=が斎藤工務所元社長の斉藤正直容疑者(64)=同町=に対し、役場の町長室で道路改良工事の入札情報に関する書類を渡していたとみられることが7日、分かった。地検会津若松支部は同日、渡部容疑者を官製談合防止法違反などの罪で、斉藤容疑者を公契約関係競売入札妨害の罪で、地裁会津若松支部に追起訴した。

 起訴状によると、渡部被告は2020(令和2)年6月に行われた道路改良工事の制限付き一般競争入札で、同5月19日頃~6月2日頃の間、町長室で予定価格や最低制限価格を漏らすなどし、斉藤被告はその情報を基に最低制限価格と同額で入札して落札した、としている。渡部被告はその際、口頭で情報を伝えたほか、「予定価格調書」1枚を渡したという。町によると、予定価格調書には予定価格と最低制限価格の両方が記載されていた。

 関係者によると、両被告は、県警の調べに対して追起訴分の容疑についても大筋で認めているという。