福島県内死亡率4.5%、全国を上回る 相次ぐ施設クラスター一因

 

 県は8日、新型コロナウイルス感染者の県内死亡率(3月末公表分まで)が4.5%と全国平均の1.8%を上回り、病院や福祉施設で相次いだクラスター(感染者集団)が高い死亡率につながったとする分析結果を公表した。

 県によると、県内の死者113人(3月末公表分まで)のうち医療・福祉施設のクラスター関連の死者数は97人で全体の85.8%を占めた。感染者の死亡率を同クラスター関連とそれ以外で分けると、同クラスター関連は19.2%で、それ以外は0.8%だった。

 県内は多発するクラスターにより感染者数が急増しており、県内の感染者2499人(同)のうち、同クラスター関連の割合は20.2%で全国平均の9.4%を超えている。

 県によると、県内の死者の9割以上が70代以上の高齢者で、特に80代以上の死亡率は28.0%と全国平均よりも高い傾向にある。

 県は、一般に死亡率が高いとされる80代以上の感染者の割合が高いことと、重症化リスクの高い患者や入所者がいる医療・福祉施設クラスターの感染者数が多いことが高い死亡率につながっていると指摘。5月9日までを重点対策期間と位置付けてクラスターの発生防止に力を入れる中、医療機関や高齢者施設に向けて感染防止対策の徹底を求めていく方針。