「TOKIO動画」古殿に光!水野さん、山林提供や伐採法指導

 
動画の撮影場所となった森林で「林業に関心を持ってもらえれば」と話す水野さん

 本県と縁が深い人気グループ「TOKIO」の城島茂さんと国分太一さん、松岡昌宏さんが県産材で名刺を手作りする動画が話題となっている。動画の中で、メンバーがスギを伐採した古殿町の山林の撮影場所を提供し、伐採方法を指導した水野林業(古殿町)の水野広人さん(34)は「林業のイメージアップにつながる。山に人を呼び込むきっかけになれば」と期待を語る。

 撮影現場周辺は日当たりが良く、小川が流れているなど雰囲気の良い場所。水野さんはテントサウナを設置したり、フリーキャンプ場として運用したりすることを計画し、大事に手入れしてきた。ほかにも所有する山林に複数の候補地があったが、国分さんが選んだという。現場にはメンバーが伐採したスギの切り株も残っている。

 撮影で伐採した木が倒れると、メンバーやスタッフが歓声を上げるなど楽しそうにしている姿が印象的だったという。「山で遊び、癒やされる体験は楽しんでもらえると確信した。木の伐採体験をやろうと思った」。水野さんは今回の撮影に協力したことで、今後の活動への意欲も得たという。

 町は総面積の約8割を森林が占め、林業が盛んだ。3代目の水野さんは「次の世代に価値ある山林を残すために関心を高めたい」と林業をPRする活動に取り組んでいる。「林業は必要な仕事だが、担い手が減っている。かっこいい仕事というイメージに変えたい」。動画をきっかけに山に関心を持つ人が増えることを期待している。