会津旅、PCR検査付きで「安心」 読売旅行がモニターツアー

 
会津田島駅で鉄道に乗り換えるツアー客。車両内も間隔を空けて座るように配慮された

 旅行業界が新型コロナウイルス感染防止に配慮したPCR検査付きのツアーを企画している。訪れる側、迎える側の両者に安心を提供し、コロナ下で感染防止と旅行の両立を図る取り組みだ。

 8日午後、読売旅行が企画したPCR検査付きモニターツアーのバス(新宿発)が南会津町の会津鉄道会津田島駅に到着した。参加者20人全員が事前にPCR検査を受け、陰性を確認しているほか、接触確認アプリ「COCOA(ココア)」に登録している。

 読売旅行は木下グループの協力を受けてPCR検査を実施。旅行スケジュールは、密が生じないような場所を選んで設定した。

 PCR検査付きツアーは、旅行会社でつくる日本旅行業協会が業界の取り組みとして進めており、全国12社がモニターツアーを計画している。各社はツアー客に事後アンケートを行い、コロナ下での旅行の在り方について知見を集め、業界のガイドライン策定にもつなげる考えだ。

 モニターツアーに帯同した読売旅行副社長の貞広貴志さん(58)は「100パーセントの安全はないが、事前に検査して陰性を確認することで大きな安心の材料になる」とし「ウィズコロナの旅の在り方の一つになる」と説明。ツアーに参加した埼玉県の主婦(55)は「団体旅行は不特定多数が集まる不安がある。検査があった方がもちろん安心できる」と話した。一行は会津若松市の芦ノ牧温泉の大川荘に宿泊し、9日は下郷町の大内宿の見学などを楽しみ、帰京する。