東日大クラスター、3月から体調不良か 野球部員発熱など訴え

 

 新型コロナウイルス感染のクラスター(感染者集団)が確認されているいわき市の東日本国際大硬式野球部で、3月上旬から複数の部員が発熱や味覚障害などの症状を訴えていたことが9日、部員への取材で分かった。体調不良の部員は部のスタッフから指示を受け、大学が契約する市内の病院を訪れたが「検査の必要はない」と診断されたという。

 同大は、適切な感染対策をしていたとしながら、「問題があったかどうか事実関係を調査する」としている。

 部員の男性によると、3月上旬ごろから味覚や嗅覚に異常がみられる部員が出始め、3月中に体調不良を訴える部員は10人を超えた。

 味覚障害は新型コロナの症状として知られていたため、部員らは感染を危惧。病院を受診したが、検査を受けることはなかったという。

 野球部は宮城県などへ遠征を行っていたが、体調不良のまま参加した部員もいたという。男性は「毎日練習漬けで外食に出掛ける部員はいなかった。練習や一緒の食事で感染が広がったと考えている」と話す。

 同大は「体調不良者がいれば適切に診断や処置がされ、3密回避などの感染防止対策も適切に行われていたと認識している」とする一方、3月上旬から体調不良を訴えていた部員がいたことは「把握していない」とする。

 いわき市は学校側に事実を確認するとし、「感染対策で軽率な点や改善すべき点があれば助言したい」としている。