鮫川に恩返し「出会いを結ぶ場所に」公設民営旅館開業へ

 
鮫川村特産のエゴマを使ったラーメンなどを提供する食堂

 古殿町でラーメン店「食彩酒房 九龍」を営む坂本弘美さん(61)は14日、鮫川村の閉店した旅館を改装し、食堂を併設した温泉旅館「結(むす)び」をオープンする。初めて旅館業を営む坂本さんは「人の出会いを結ぶ場所にしたい」と意気込んでいる。

 改装したのは2018(平成30)年12月に営業を終了した「つるや旅館」の建物。まずは食堂のみ開業し、今年夏ごろに20人ほどが泊まれる宿泊施設の営業を始める予定だ。村が旅館を改装して公設民営の旅館として経営者を募集し、坂本さんが応募した。

 「ラーメン店に来てくれた鮫川の人たちに恩返ししたい」。こう話す坂本さんは食堂で村特産のエゴマなどを使ったラーメンや定食などを提供するほか、夜にはお酒に合う居酒屋メニューも予定している。

 古殿町にあるラーメン店の切り盛りは妻恵美さん(55)に任せ、新たなチャレンジに専念する考えだ。恵美さんは「コロナ禍のオープンとなるが、前向きに捉えていきたい」と坂本さんの挑戦を応援している。

 食堂の営業時間は午前11時~午後2時と午後5時~同9時(ラストオーダー同8時30分)。月曜定休。問い合わせは同店(電話0247・57・8677)へ。