「東北ハウス」地酒や伝統工芸PR 7月22日から秋葉原で開催

 

 東京五輪に合わせて東京都心に開設される東北6県と新潟県の情報発信拠点「東北ハウス」の事業内容が決まった。各県にある約300蔵元の日本酒や赤べこなどの伝統工芸品をアピールするコーナーを設け、東日本大震災から復興に向けて歩む姿や各県の魅力を伝える。

 実行委員会事務局の東北経済連合会が13日、発表した。東北ハウスは7月22日~8月7日の17日間、JR秋葉原駅前のアキバ・スクエアに開設される。

 日本酒は各蔵元の銘柄をローテーションで紹介し、試飲で提供する。本県の日本橋ふくしま館ミデッテなど各県アンテナショップが取り扱う地場産品も用意する。伝統工芸品は約130点を展示し、赤べこの絵付け体験などを催す。

 来場者が会場で気に入った日本酒や地場産品、伝統工芸品などをオンラインショップで購入できる仕組みも構築し、事業者の売り上げ拡大を後押しする。

 野馬追や只見川橋梁、大スクリーンで上映

 四季をテーマに各県の風景などを収めた映像作品を180度の大型スクリーンで上映する。本県からは相双地方の国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」と三島町の第1只見川橋梁(きょうりょう)が選ばれた。

 復興支援に対する感謝のパネルと映像の紹介、福島民友新聞社など地元紙9社が掲載した震災関連記事の展示、震災遺構の8K映像上映なども予定している。

 東北ハウスは昨夏に開設が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていた。

 海外からの来客が難しいことから、8月24日~来年1月24日を「バーチャル開催」と位置付け、一部のイベントをウェブサイトで閲覧できるようにする。会場とバーチャル開催を合わせて10万人の集客を目指す。

 実行委の阿部聡委員長代理が仙台市で記者会見し「東京五輪が中止になったとしても、感染防止対策を徹底して開催し、東北・新潟の認知度を高めたい」と述べた。