「生活に合わせ供養を」墓石と仏壇一つに ほうりん開発、販売

 
ほうりん福島平野斎場で販売を開始した墓石型仏壇。右奥の墓石を骨瓶にかぶせる

 総合葬祭のほうりんは、墓石と仏壇の機能を持つ「墓石型仏壇」を開発した。核家族化や住環境の変化を背景に大きな仏壇は行き場を失い、墓地を持つことや墓参りを負担に思う人も増えているという。相談役の中島定宏さん(76)は「生活に見合った形で先祖供養すればいいのでは」と話す。

 同社によると、最近は小型の仏壇への関心が高まっており、たんすやサイドボードに置けるタイプが増えている。中島さんは「子どもに負担は掛けたくない」という母の言葉が心に残っており、あまり負担を感じずに先祖供養できる手法を探ってきた。

 墓石型仏壇は小さな骨瓶(こつがめ)に一片の遺骨を入れ墓石をかぶせる。墓石の正面には「感謝」などの言葉や絵を彫ることが可能。遺骨は分骨証明書があれば持ち帰ることができるという。中島さんは新たに墓地を持ち墓石や仏壇を購入することの経済的負担を指摘。また彼岸や盆、命日の墓参りと墓の清掃が「高齢者に特に負担になっている」と説明する。

 墓石型仏壇の重さは約10キロ。福島市飯坂町平野のほうりん福島平野斎場でのみ扱っており、花立(はなたて)や燭台(しょくだい)、香炉などのセットで9万3500円。中島さんは「原発事故で避難し、墓がある古里に帰れない人にも使っていただければ」と話している。問い合わせは福島平野斎場(電話024・542・6444)へ。