郡山・西ノ内病院、外来は5月6日再開 院内感染防止対策徹底

 

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したことを受けて診療体制を制限している太田西ノ内病院(郡山市)は17日、クラスターの「終息宣言」を行い、病院機能の一部を再開する。新保卓郎院長が16日、発表した。

 3月19日を最後に新たな陽性者が出ていないことから、院内感染の防止対策を徹底した上で段階的に再開することを決めた。重症者の救急搬送を受け入れる3次救急は19日から再開し、入院や手術が必要な救急患者を受け入れる2次救急も、調整でき次第始める。一般外来と入院の受け入れは5月6日から再開する予定。

 2月21日に入院患者1人の陽性が判明して以降、入院患者や職員、退院患者ら計173人の感染が確認された。このうち26人が亡くなったという。

 関係機関の協力を得て疫学的調査を行ってきたが、院内で感染が拡大した要因は確定できていない。新保院長は「玄関での体温測定や入院前PCR検査など水際対策を行っていたが、それを擦り抜けたウイルスの検知が遅れ、対応が後手に回った」と話した。

 同病院は今後、各部署への感染対策担当者の配置、感染管理認定看護師の増員や、病院入り口での行動履歴確認と体温測定の継続、発熱などのある入院患者の早期PCR検査などを実施し、感染防止を図っていく方針。