二本松・橋本さん、日彫展で新人賞 前向きな未来木彫に

 
新人賞を受けた橋本さんの「風のうた」

 二本松市の木彫刻師橋本和成さん(41)が、18日に始まる彫刻の全国公募展「第50回記念日本彫刻会展覧会」(日彫展)で新人賞に輝いた。橋本さんは「受賞もそうだが、自分の作品を見てもらえることがうれしい。木彫を追求していく」と喜びを語った。主催の日本彫刻会が開会初日の18日、同会ホームページなどで発表する。

 普段は仏具のほか、能面や獅子頭などの伝統芸能品の制作に取り組んでいる橋本さん。出品作品「風のうた」は培った技術に加え、自由な発想で翼を擁した女性を木彫でかたどり、見る人たちの前向きな未来や幸福への願いを込めたという。

 制作の目的は「作品を見てもらい、自由に感じてもらうこと」。コロナ禍で「どれほどの人が見に来てくれるだろう」との不安もあるが「彫刻は同じ空間に身を置き、生身で見るからこそ伝わるものがある」と語る。

 本県関係者では橋本さんのほか、三春町出身の伊藤奏太さん(26)=茨城県土浦市=と南会津町(旧田島町)出身の菅野達乱(たらん)さん(60)=さいたま市=が入選。審査は11日に行われた。

 同展は5月2日まで、東京・上野の東京都美術館で開かれている。