聖地に新鮮力!佐藤さん「サッカー愛」Jヴィレッジ盛り上げる

 
「世界中の人にJヴィレッジの魅力を知ってほしい」と話す佐藤さん

 国内有数のサッカー施設Jヴィレッジは20日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を経て2019年4月に全面再開してから2年を迎える。今春は再開後最多となる3人が入社した。喜多方市出身の佐藤真心(まなか)さん(18)は、3歳からサッカーを始め、中学時代には審判員の資格も取得するなど「サッカー愛」にあふれた新戦力。若い世代ならではの視点とアイデアでサッカーの聖地を盛り上げようとしている。

 「憧れの場所で働けて感激している」。佐藤さんは中学生の時からJヴィレッジで働く日を夢見てきたという。きっかけは17年に試合の審判員を務めるため広野町を訪れた際、Jヴィレッジを見学する機会に恵まれたことだった。

 当時のJヴィレッジは18年7月の一部営業再開に向け復旧作業中だった。佐藤さんは「緑の芝生が広がっていく姿を想像すると胸が躍った」と、当時の心境を振り返る。サッカーの聖地の今後を見届けたい―その気持ちは変わらなかった。

 入社して配属されたのは、営業企画グループ。収益増に向けた取り組みなどを業務とする、今月発足したばかりの新しい部署だ。「芝生のピッチを使って、ファッションショーを開きたい」。佐藤さんは課題となっている平日の利用者を増やすため、サッカー以外の新たな需要を生み出すアイデアを練る。JR常磐線のJヴィレッジ駅を利用する鉄道ファンを呼び込むため、全天候型練習場で鉄道模型展を開催するという構想も描く。

 「世界中の人にJヴィレッジの魅力を知ってほしい」。自身のお気に入りの場所という展望ホールから平日も人でにぎわうピッチを眺めることが、今の夢だ