いわき市内コロナ感染 50代以下が83%、社会活動活発な世代で拡大

 
市民に感染対策の徹底を呼び掛ける清水市長(左から2人目)ら

 いわき市と市医師会、市病院協議会は16日、市役所で共同記者会見を開き、市内における新型コロナウイルスの感染状況を発表した。今月1~15日までの感染者158人のうち50代以下が83%を占めており、清水敏男市長は「これまで以上に強い危機感を持たなければ、地域医療に深刻な影響を及ぼす。感染拡大防止に協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

 市によると、15日までの感染者のうち、20歳未満が28%と最も多く、次いで20代が21%、30代が16%だった。学校や仕事、飲み会など社会活動が活発な世代で感染拡大の傾向があるという。

 感染経路については、市内の大学のクラスターを含めると学校での感染が27%で最も多かった。大学のクラスターを除いた集計では感染経路不明が34%を占め、次いで家族間の感染が33%だった。市は変異株による感染拡大の可能性はないとしている。

 会見で、市医師会の木村守和会長は「コロナの感染者が増えて対応病床を増やすと、通常の救急医療や心筋梗塞、脳卒中、肺炎など病気の治療ができなくなる。非常に注意が必要だ」と危機感を示した。市病院協議会の高萩周作理事長は「新型コロナウイルスにかからないようにすることが、自分の家族を守るばかりでなく、別の病気を持つ市民の健康を守ることにつながる」と感染対策への理解を求めた。