郡山市長選・品川陣営 3選に沸く、幅広く市民の声に耳傾けると約束

 
花束を受ける品川氏(右から3人目)と妻和子さん(同2人目)=18日午後11時26分、郡山市長者の選挙事務所

 18日に投開票が行われた郡山市長選。3選を飾った現職の品川萬里さん(76)の選挙事務所では、支持者らが市政継続に沸いた。一方、初当選を目指した新人の勅使河原正之さん(69)、川前光徳さん(54)の支持者らは、戦いを終えた2人を拍手でねぎらった。

品川氏「支えてくれた方に感謝」

 品川さんの選挙事務所には午後8時の投票終了前から支持者が姿を見せた。開票の終了間際まで結果が見えない中、待ちに待った吉報が届くと張り詰めた空気が一変。事務所内には祝福の拍手が響き渡った。

 品川さんが事務所に到着すると、深谷昇選対本部長が改めて当選を報告。支持者らと万歳三唱し、喜びを分かち合った。品川さんは妻和子さん(75)と一緒にだるまに筆を入れ、支持者から花束を受けた。

 再び市政のかじ取り役を託された品川さんは「市の取り組みを丁寧に発信してきた結果だ」と選挙戦を総括し、2期8年の実績で築いた市民との距離の近さを一番の勝因に挙げた。「支えてくれた方や運動を推進してくれた方に感謝の思いでいっぱいだ」と述べ、各種課題の解決や市政発展に向けて幅広く市民の声に耳を傾けると約束した。

勅使河原さん「将来像を共有できず力不足」

 勅使河原正之さんの選挙事務所に現職の当選確実が伝えられると、集まった支援者らは一様に肩を落とした。

 午後9時45分ごろに投票率が前回比2・61ポイント増の40・66%になったことが告げられると、浮動票の取り込みを目指してきた陣営の期待感は一気に膨らんだ。しかし、「保守分裂」に伴う現職の批判票の分散が重くのしかかり、最後の伸びを欠いた。

 勅使河原さんは涙をこらえながら「郡山の将来像を共有して戦ったが、実現できなかった。私の力不足だ」と何度も頭を下げた。

川前さん「次の戦い向けしっかり歩む」

 「私の努力不足でこのような結果になり、心よりおわびする」。新人の川前光徳さんは、集まった支持者を前に頭を下げ、敗戦の弁を述べた。

 午後11時20分ごろに現職の当選確実が伝わると、選挙事務所近くのホテルで吉報を待っていた選対幹部や支持者からは落胆のため息が漏れた。

 川前氏は「私が目指した『新しい郡山』、ますます発展する都市にしていかなければならないという思いは1ミリも変わらない。実現のため、次の戦いに向けてしっかりと歩んでいきたい」と語った。