福島高専・鈴木准教授に大臣表彰 ロボコン企画、廃炉の人材育成

 
山下校長から賞状を受けた鈴木准教授

 福島高専機械システム工学科の鈴木茂和准教授(43)=白河市出身=が文部科学大臣表彰の科学技術賞・理解増進部門を受けた。賞状の伝達式が14日、いわき市の同校で行われ、鈴木准教授は「プロジェクトに関わった全員で受賞した賞」と感謝の言葉を述べた。

 鈴木氏は2011(平成23)年の原発事故を受け「廃炉に関わる人材育成をしなければいけない」と考え、学生の興味関心を高めるため、全国の高専生を対象に廃炉に役立つロボットの完成度を競う「廃炉創造ロボコン」を企画した。ロボコンは16年から毎年12月に開かれており、今年で6回目を迎える。

 また、現場や本県の復興の状況を知ってもらおうと、参加学生を対象に原発の視察と楢葉遠隔技術開発センターの見学も行った。取り組みを通じて若い世代の廃炉に関する理解を深め、人材育成に貢献したことが評価された。

 式では、山下治校長が鈴木氏に賞状を手渡し、功績をたたえた。鈴木氏は「高専生のアイデアやロボットが現場で活用され、安心、安全な廃炉と浜通りの復興につながればいい」と語った。