医療用陰圧ドーム改良、使い捨て式に 南相馬・eロボティクス

 
医療機関の声を取り入れて改良した「ディスポ型陰圧クリーンドーム ハッピーバード」

 ロボット技術開発のeロボティクス(南相馬市)などは22日、郡山市内で、新たに開発した新型コロナウイルス感染症対策装置「ディスポ型陰圧クリーンドーム ハッピーバード」の公開デモンストレーションを行った。昨年7月に製品化した「可搬型陰圧クリーンドーム」の一部を使い捨てできるように改良したもので患者の使用後に消毒が必要だった従来品と比べ、医療従事者の感染リスクをより低減できるという。

 装置は、ストレッチャーやベッドの上の患者をドーム形に覆う形状。特殊なフィルターを備えた排気装置でドーム内を陰圧に保ち、ウイルスが外に出るのを防ぐ。新製品はこうした機能を維持したままドーム部分を交換できる仕組みとし、医療従事者がウイルスに接する機会を減らした。

 従来品の販売開始後、納入先の県外の医療機関から、より感染リスクが低い使い捨て式を求める声が寄せられたという。そのため同社は、使い捨ての新型コロナ対策製品の開発実績が豊富な鳥取大発のベンチャー企業「メディビート」(鳥取県米子市)と連携し、1月に改良に着手。福島医大と鳥取大の助言も得て約2カ月で新製品を開発した。

 公開デモンストレーションは、ふくしま医療機器開発支援センター(郡山市)で行われた。eロボティクスの担当者らが、ファスナー部分から手を入れ安全に検温ができることなど、従来品との違いを解説した。