南相馬にメモリアルパーク開所  絆表現6面体モニュメント設置

 
除幕された6面体のモニュメントに見入る来場者

 南相馬市の震災復興メモリアルパーク開所式は24日、原町区北泉地区の現地で行われ、関係者が震災犠牲者への追悼と震災記憶の伝承へ思いを新たにした。約1.5ヘクタールの敷地に高さ約10メートルの高台を整備しており、万が一、津波が発生した場合の緊急避難先としても役立てられる。

 メモリアルパークは、「人が集まる」と「海が見える」の2点を重視して、津波で大きな被害を受けた北泉地区の元住宅地に整備した。高台には、市内の小高・鹿島・原町の絆を表現する6面体のモニュメントを設置。中間部分が震災時の津波到達高さの11.1メートルとなるように設計されており、津波の規模の大きさを知らせる。

 また、「鎮魂と慰霊の場」として記銘碑を設け、震災で犠牲となった807人の名前を刻んだ。広場の案内看板には、市の被災状況を写真付きで紹介。死者数、被害世帯数などのほか、付近の北泉海浜総合公園の震災前後の様子が掲載されている。

 式では関係者が黙とうをささげた後、モニュメントと記銘碑の除幕を行った。門馬和夫市長は「市内外の人に訪れてもらい、次世代に震災の記憶を語り継いでほしい」とあいさつした。