屋根補修し被災者支援 福島県沖地震で新地町民有志「みらいと」

 
地震で壊れた瓦屋根に上り、作業する小泉代表(左)

 2月の本県沖地震で震度6強を観測した新地町で、町民有志でつくる任意団体「みらいと」がボランティアで屋根の応急修理に取り組んでいる。町内では被災した住宅が多く、地震から2カ月余りたっても、修理業者の手が回らない状況が続いている。小泉憲章代表(45)は「いまだに困っている人が多いことを知ってほしい」と訴える。

 同団体は、町内でイルミネーションイベントなどを企画・運営していたが、地震を受けて、3月中旬から屋根の補修を手探りで始めた。台風や地震などの被災地で支援活動を全国的に展開している「#サポウィズ」から用具や資材などの提供を受け、週末を中心に作業を続けている。

 これまで7軒ほどの住宅を修理したが、小泉代表は「メンバーも仕事があるため、1週間に修理できるのは1軒程度。まだまだ終わりは見えない」と話す。

 24日には、みらいとやサポウィズのメンバーのほか、町内外の若者など計約20人が、高所作業車を使用して町内の住宅の瓦屋根を修理。割れた瓦を取り除いた後に、防水シートをかぶせて、雨水が漏れないように固定した。

 この住宅に長男と2人で住む60代男性は「なかなか(業者などに)頼むことができなかった。これで安心だ」と屋根を見上げた。小泉代表は「これからも町内で困っている人を気に留めていきたい」と語った。