ホープツーリズム推進へ いわき、国交相と観光事業者が意見交換

 
清水市長や観光事業者と意見交換する赤羽国交相(右)

 赤羽一嘉国土交通相は25日、いわき市で観光関連事業者や清水敏男市長と意見交換した。赤羽氏は、本県観光の柱の一つとして、復興状況や震災の教訓を伝えるホープツーリズムを推進していきたい考えを示した。

 意見交換会は冒頭以外非公開で開かれた。終了後、報道陣の取材に応じた赤羽氏は、ホープツーリズムについて「復興状況を多くの人に見てもらうため近い将来、東京電力福島第1原発のツアーを実現したい」と語った。その上で、「双葉郡は依然として宿泊地が少ない。いわき市など浜通りが連携したツアー構築が必要」と広域的なルート設定の必要性を指摘した。

 また、出席者から福島第1原発で発生する処理水の海洋放出方針決定について、不安視する声があったことも明かした。赤羽氏は「風評が起きないようにするのは政府の責任。最善策を講じていきたい」とした。

 意見交換では、清水市長や県旅館ホテル生活衛生同業組合の小井戸英典理事長が、新型コロナウイルス感染症収束後を見据えた対策を要請したという。小井戸理事長は、「単なる助成ではなく観光業が持続的に復興、再建できる後押しをしてほしい」と述べた。