震災の教訓を共有継承へ、JR・原ノ町運輸区に社員向け展示館開設

 
被災状況が学べるジオラマ

 JR東日本水戸支社は、南相馬市の原ノ町運輸区に社員向けの展示館「復興の歴史」を開設した。ジオラマやVRなどで、東日本大震災時の教訓や復興の歩みを社内で共有する施設となる。社員研修用のため、一般客は見学できない。

 震災の教訓を将来につなげようと、2019年6月に運輸区の若手社員が手作りの展示を始めたことがきっかけ。その後、JR東日本グループ内で評判が広まり、3月に刷新した展示施設が完成した。

 展示品は常磐線全線再開までの歩みをまとめたパネル、常磐線駒ケ嶺~浜吉田間の線路移設復旧状況のジオラマのほか、津波発生時の避難行動が学べるVRが展示されている。

 松本恒夫運輸区長は「震災を経験していない職員に見てもらい、伝承につなげたい」とした。