「未来への希望の道」相馬福島道路開通、沿線自治体事業拡大に期待

 
全線開通を祝ってテープカットする関係者ら=伊達桑折IC付近

 24日に全線開通した東北中央道「相馬福島道路」。伊達市の伊達桑折インターチェンジ(IC)で行われた開通式では、出席者がテープカットやくす玉開きで開通を祝った。

 沿線自治体を代表して須田博行伊達市長が「未来につながる希望の道になる」とあいさつ。相馬福島道路を含む道路網を活用した事業展開を進める方針を示し、期待感をにじませた。また、医師でもある立谷秀清相馬市長は念願だった「命の道」の開通に「万感の思いだ。医療や本県復興に最大限に生かす」と語った。

 式後、伊達市役所で沿線自治体の首長らの意見交換会が開かれた。木幡浩福島市長は広域的な観光交流、企業誘致や農水産物の販路拡大などが見込まれることに触れ「開通効果が出せるかどうかはわれわれ地元次第。関係市町村と連携を深め道路を活用していく」と話した。

 全線開通には、地元経済界の期待も大きい。常磐道側の起点となる相馬市の草野清貴相馬商議所会頭は「物流の活発化に加え、設備投資額が増えている相馬港周辺の産業活性化につながる」と開通による利点に期待する。伊達市の佐藤晃司保原町商工会長は、市が伊達中央IC近くに工業団地を整備する計画に触れ「企業誘致や定住人口の拡大が成功すれば町が活気づく」と声を弾ませた。