大堀相馬焼・陶芸家の近藤さん29日から作品展 日展特選受賞記念

 
登り窯で焼き上げた作品を整理し、企画展に向けて準備を進める学さん(左)と賢さん

 美術の全国公募展「改組新第7回日本美術展覧会(日展)」で初めて特選を受賞したいわき市の陶芸家近藤学さん(67)は29日、同市のいわきワシントンホテル椿山荘で特選受賞の記念展を開く。5月2日まで。

 近藤さんは東京電力福島第1原発事故後、浪江町から同市四倉町に「大堀相馬焼・陶吉郎窯」を構え、作陶を続ける。1987(昭和62)年に日展に初入選後、33年越しに悲願の特選をつかみ取った。

 記念展では、受賞した装飾品「象嵌彩(ぞうがんさい)暁の景(けい)」を展示。半乾燥させた器の表面に文様を彫り、素地色と異なる土を埋める装飾技法「象嵌」でデザインした。そのほか、日展や日本現代工芸美術展の出展作品など23点を展示する。時間は午前10時~午後5時(29日は同4時)。問い合わせは同ホテル(電話0246・35・3000)へ。

 長男賢さんと企画展

 また近藤さんと長男賢(たかし)さん(40)は同市四倉町の大堀相馬焼・陶吉郎窯で29日から、2年ぶりに火入れした登り窯で焼き上げた作品などの企画展を開く。5月9日まで。2人が手掛けた酒器や花器など約500点以上を展示する。時間は午前10時~午後6時(29日は同4時)。問い合わせは同工房(電話0246・38・7855)へ。