西会津の空き家有効活用へ連携 町とアドレス社、定額宿泊など

 
協定を結んだ薄町長(左)と佐別当社長

 西会津町は27日、全国各地の家などに定額で宿泊できるサービスを展開するアドレス(東京都)と、空き家の有効活用などで地域活性化を目指す連携協定を結んだ。同社はまず、夏までに町内のゲストハウス2軒でサービスを開始する。

 同社は県内を含む全国140カ所以上の拠点を運営。空き家をリフォームした一軒家、大きな家の部屋、宿泊施設などを「アドレスの家」として運営し、登録者は月額4万4000円から宿泊できる。テレワークの普及などで、若者を中心に複数の地域に住みながら仕事をする人がサービスを利用しているという。同社が自治体と連携協定を結ぶのは、大津市に続き全国2例目。

 西会津町内には昨年3月現在、693軒の空き家がある。人口減少が続く町は今後、同社と連携して空き家なども「アドレスの家」として順次活用できるよう準備を進めていく。

 締結式はオンラインで行い、薄友喜町長と佐別当(さべっとう)隆志社長が協定書にサインした。佐別当社長は「豊かな自然と食がある西会津は、時間を忘れて暮らせる場所。移住した若い世代も多く、利用者にとって魅力的だ」と話した。薄町長は「交流人口が増え、将来的な移住定住につながれば。人口減少解決の新たな突破口にしたい」と期待した。