「花火駅伝」須賀川、喜多方で29日打ち上げ GWの夜空に大輪

 
ツイッターで寄せられたメッセージが貼られた花火玉を準備する従業員=糸井火工

 全国の花火業者が29日からの大型連休中、各地で花火を打ち上げる。イベント名は「花火駅伝」。新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込む全国を明るくしようと企画した。本県からは糸井火工(須賀川市)と赤城煙火店(喜多方市)の2社が参加し、29日に須賀川市の市街地周辺と喜多方市内でそれぞれ花火を打ち上げる。

 花火の製造販売を手掛ける若松屋(愛知県西尾市)が企画した。趣旨に賛同した全国の業者が参加し、約200カ所で花火を打ち上げる。会員制交流サイト(SNS)大手のツイッタージャパン社が協力し、自宅でも花火を楽しめるよう各業者らがツイッターで花火の様子などを発信する。

 「3密」を防ぐため、打ち上げの時間や場所は各社が判断して情報を発信している。糸井火工と赤城煙火店は29日午後7時ごろの打ち上げを予定している。

 「少しでも上を見て」

 【須賀川・糸井火工】須賀川市で打ち上げる糸井火工は、ツイッターで寄せられたメッセージを貼り付けた花火玉の打ち上げや、花火の動画配信も予定している。

 社長の糸井秀一さん(41)は「新型コロナで外出自粛が続く中で、少しでも上を見るきっかけになればうれしい」と力を込める。

 当日は尺玉を含む約100発を打ち上げる予定で、準備は大詰めを迎えている。福陽ガス(須賀川市)の協賛を受けて参加する予定で、糸井さんは「全国が花火でつながるイベント。今まで以上に思いを発信したい」と話す。

 「笑顔になって」

 【喜多方・赤城煙火店】喜多方市内で打ち上げる赤城煙火店は、黄色やピンクなどの花火を20発程度打ち上げる予定だ。

 花火職人の三瓶茂男さん(55)は「今は我慢の時期だが、花火を見て笑顔になってほしい」と願っている。

 「花火に思いを乗せてつなぐイベントで、人の癒やしにつながってほしい」と参加を決めた。三瓶さんの熱い思いに共感した地元企業からの支援も決まっており、着実に準備が進む。

 「新型コロナが落ち着き、みんなで一緒に花火を楽しめるようになってほしい」と花火に思いを託す。