「福島盆唄」次世代に 市民有志が継承活動、ホノルル県人会にも指導

 
浴衣姿で盆踊りを教える参加者

 福島市各地の盆踊りでかつて歌い踊られていた「福島盆唄」を次の世代に残そうと、市民有志が「福島盆唄実行委員会」を組織して継承活動を続けている。24日には米国ハワイのホノルル県人会と同市をオンラインでつなぎ、盆踊りを教える活動を行った。

 同実行委によると、福島盆唄は市内各地で盛んに踊られていたが、1970(昭和45)年に「福島わらじまつり」が始まってからは、徐々に盆踊りが減り、今ではほとんどなくなってしまったという。

 一方、ハワイでは福島からの移民が現地に福島盆唄を伝え、今も日系人たちを中心に「盆ダンス」として踊られている。

 同県人会への踊りの指導は、市内のあべき邸で行われた。浴衣姿の参加者が"本家"の福島盆唄を踊ってみせ、踊り方などを指導した。同県人会によると、ハワイの盆ダンスは若者に人気で、福島盆唄に比べてリズムが速いという。

 同実行委のマリアン森口委員長は「新型コロナウイルス収束後は、福島盆唄を若い世代に伝えたい」と意気込んでいる。福島盆唄の復活に向け、同実行委は「ふくしま未来研究会」の支援を受けて福島盆唄のCDを作成している。