「農作物」凍霜害10億円超 中通り・会津、モモやナシ果樹中心

 

 県は28日、10、11、15日の凍霜害による農作物の被害額(速報値)が10億8201万9000円に上ったと発表した。中通りと会津地方の15市町村に及び、モモやナシなど果樹の被害が大きかった。被害額は記録の残る1980(昭和55)年以降で過去2番目に多いという。県は被害農家に対し、生産量や品質を回復するための肥料の購入補助などの支援に乗り出す方針。

 被害が出たのは8市6町1村。桑折町が最も多く、唯一3億円を超え3億3388万円に上った。次いで福島市が2億7750万5000円、伊達市が2億2742万円だった。品目別では、モモの5億2230万4000円が最多で、ナシが3億7198万円。モモ、ナシとも被害は8市町に及んだ。このほかカキやリンゴ、オウトウなどで被害が出た。被害面積は530ヘクタール。

 県は、温暖な気候により例年より早く花が咲いたところに10日からの冷え込みが襲い、被害の拡大につながったとみている。降霜の被害は27日にも発生しており、県は5月中旬をめどに被害額を確定する。補助などの支援についても詳細を検討していく。