いわき市、5000人PCR検査へ 新型コロナ、公共施設利用制限

 

 いわき市は、市内で新型コロナウイルス感染のクラスター(感染者集団)が相次いでいることを受け、5月中旬から希望する市民にPCR検査を実施する。無症状の市民が対象で、約5000人規模を想定している。また、5月16日まで市内の公共施設約100カ所以上を休館または一部利用を制限する。清水敏男市長が28日、記者会見で発表した。

 感染拡大を抑え込み、病床の逼迫(ひっぱく)状況を改善するのが目的。PCR検査は無料で行い、回数は原則1回で最大2回まで。市内の医療機関で完全予約制で実施する方針。5月中旬から6月末の予定。市によると、県内で初の取り組みという。

 公共施設の休館または一部利用制限ついては、5月16日まで実施する「いわき市感染拡大防止一斉行動」に合わせて実施する。

 市内では今月に入り、新規感染者が28日までに月別で過去最多の277人となり、クラスターは8件確認されている。市内の病床使用率は57%(27日現在)で、市外の医療機関を頼らざるを得ない状況が続いている。ただ、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は23日をピークに減少傾向という。