2年ぶりに登り窯作品、9日まで企画展 大堀相馬焼の陶吉郎窯

 
登り窯で焼き上げた味わい深い作品が並ぶ会場

 大堀相馬焼・陶吉郎窯の近藤学さん(67)と長男賢(たかし)さん(40)親子=浪江町からいわき市に避難=は29日、同市四倉町の陶吉郎窯で、2年ぶりに火を入れた登り窯の作品を中心とした企画展を始めた。5月9日まで。

 昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で企画展を中止し、火入れを見送った。2年ぶりに登り窯に火がともり、3月25日から5日間、2人態勢で連日24時間にわたり窯を管理。最高温度1300度に上る窯を燃料のアカマツで操り、陶器の模様となる灰のかかり具合や火の走り方を調整しながら、丁寧に焼き上げた。

 企画展では、登り窯で手掛けた酒器や食器、花器など約500点以上が並ぶ。登り窯特有の火色とアカマツの模様が織りなす趣深い逸品を楽しむことができる。

 時間は午前10時~午後6時。問い合わせは陶吉郎窯(電話0246・38・7855)へ。