「濫觴武楽」の剣舞奉納 伊達・霊山神社、2年ぶりに春例大祭

 
雨の中、剣舞を奉納する濫觴武楽隊=29日午前、伊達市・霊山神社

 霊山神社の春例大祭は29日、伊達市霊山町の同神社で行われ、680年以上続くとされる市指定無形民俗文化財「濫觴武楽(らんじょうぶがく)」が奉納された。昨年は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて中止したため、2年ぶりの開催となった。

 地域住民らでつくる濫觴武楽隊が登場。はかまに白鉢巻きと白たすき姿の「太刀振り」と呼ばれる隊員が笛や太鼓の音に合わせ、刀を真っすぐと空へかざす剣舞を披露した。大橋吉成隊長(70)は「今年は地域の大切な行事ができて良かった」と話した。

 濫觴武楽は同神社に祭られる南北朝時代の武将、北畠顕家(あきいえ)が1337(延元2)年に拠点を宮城県の多賀城から霊山に移す際、地元住民が歓迎の意を示して舞ったのが起源とされる。