「心のケア」新拠点、福島にオープン 子ども支援、知恵を結集

 
センターで業務に当たる職員

 県は29日、福島市の福島学院大福島駅前キャンパスに新設した「ふくしま子どもの心のケアセンター」の開所式を現地で行った。東日本大震災後に取り組んできた子どもの心理的ケアを中長期に続けるため、医療や福祉、教育など関係機関が連携した支援体制をつくり、これまでの知見を基により効果的な支援策も研究していく。所長は、福島医大医学部神経精神医学講座の矢部博興教授が務める。

 常勤の公認心理士や精神保健福祉士ら7人が、支援を必要とする家庭などを訪れ相談に応じる。5日から業務を始めている。これまで関係機関に寄せられた相談内容や実施してきた支援策を分析、効果的な対策を立案する機能も担う。市町村や学校、幼稚園などからの要請にも応じ、子どもの心に向き合う環境整備に取り組む。

 「震災後30年は必要」

 開所式で矢部所長が「最低でも震災後30年は心のケアが必要だ。センターはその重要な役割を担っている」とあいさつし、井出孝利副知事が式辞を述べた。関係者がテープカットして開所を祝った。

 センターは県精神保健福祉協会が県から委託を受けて運営し、福島学院大や福島医大と連携する。問い合わせはセンター(電話024・524・0005)へ。