相馬市、予定通りワクチン接種 新型コロナ、会場一部地震被害

 
相馬市ではワクチン接種会場の天井パネルが剥がれるなど影響を受けたが、予定通り接種が行われた=1日午後1時ごろ、スポーツアリーナそうま第1体育館

 新型コロナウイルスワクチンの1回目の集団接種を予定していた相馬市は、会場の一部に被害が出たものの予定通り接種を行った。

 接種会場のスポーツアリーナそうま第1体育館は、2月の本県沖地震で複数の天井パネルが落下するなどし、4月中旬に補修が完了したばかり。今回の地震でも天井パネル1枚が剥がれたほか、接種を受ける高齢者が使用するエレベーターが一時停止するなどした。だが、市は被害状況を見極めた上で、予定通り実施できると判断、防災メールなどで市民に通知した。

 午後1時の開始後はトラブルもなく、約300人がワクチンを接種した。接種会場の運営に当たった職員の一人は安堵(あんど)した表情を浮かべ、「まさか初日に地震が来るとは」とつぶやいた。ワクチン接種を終えた女性(84)は「中止になるのではと心配したが受けることができて安心した」と話した。