若松・鶴ケ城、大型連休イベント中止 人影少ない、観光地嘆き

 
飯盛山の参道。5連休初日にもかかわらず、人の姿はまばらだった

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く会津若松市では、観光への影響も出始めた。市は1日、大型連休中に鶴ケ城公園で予定していたイベントの中止を決めた。

 「自分も感染している不安がある中で客を迎えることに、従業員も難しさを感じていた」。同公園を運営する会津若松観光ビューローの担当者は苦しい胸の内を明かした。感染拡大を受け、市やビューローなどは、同公園で2、3日に予定していたスカイランタン打ち上げや2~5日の物販イベントなどを中止した。園内のこの日の人出も例年の2~3割にとどまったという。

 白虎隊士の墓がある市内の観光名所の一つ飯盛山も、連休初日の混雑は見られなかった。「コロナ前のにぎやかさからはほど遠い」。土産物店の女性店員がつぶやいた。

 女性店員によると、観光客の減少は東京都などに緊急事態宣言が発令され、県外からの来客が激減した影響が大きく、市内での感染拡大の影響はまだ限定的という。ただ、県が1日発表した4月30日判明分の同市の感染者数は、前日より4人多い18人。別の土産物店の女性店員は「これ以上、感染者が増え続けたら近場からも客が来なくなってしまう」と嘆いた。