原材料「すべて地元喜多方産」日本酒づくり、ほまれ酒造社長企画

 
喜多方市の地図が映ったラベルの瓶を手にする唐橋さん

 ほまれ酒造(喜多方市)は、原材料を全て喜多方市産にこだわった日本酒造りで世界に「喜多方の風土」を発信するプロジェクトを始動した。第1弾として11日、同市産の酒米「山田錦」を使用した純米吟醸酒(精米歩合50%)「喜多方テロワール エピソード1」を発売する。社長の唐橋裕幸さん(48)は「日本酒造りを通して、地元全体を盛り上げていきたい」と力を込める。

 「地元産の酒米を使用して新酒鑑評会で金賞を取り、喜多方の魅力をPRしたい」。企画は、地元産にこだわる唐橋さんの強い思いから始まった。

 プロジェクト名は酒の名前と同じ喜多方テロワール。市内の農家グループ「ジュイタック」の風間勝さん(70)に酒米の栽培を依頼した。山田錦は穂が高く成長し、稲が倒れやすいという特徴があるが、4年かけ、高品質の酒米を一定量確保することに成功した。

 酒造りでは、火入れを瓶詰め後にするなど工夫することで、上品な甘いメロンのような香りが漂い、爽やかな甘みと軽快なキレが感じられる後味に仕上がった。唐橋さんは「穏やかな甘みで、女性や初めて日本酒を飲む人にも飲みやすいお酒」と自信を持って薦める。

 プロジェクトは今後も続け、次回は違う酒米を市内で栽培して日本酒を造る。金色に光る喜多方市の地図が映ったラベルの瓶を手にする唐橋さんは「自分で作ったお米が、日本酒ブランドとして世界中で飲まれれば、農家のやりがいにつながるはず」と今後を見据える。

 価格は1本(720ミリリットル)1650円。酒販店で販売する。問い合わせはほまれ酒造(電話0241・22・5151)へ。