「相馬野馬追」有観客開催へ 上限5000人、2年ぶり神旗争奪戦も

 

 相双地方の国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」について、今年は観客を制限し、神旗争奪戦や騎馬武者行列などの伝統行事を原則、通常通り実施する方向で調整していることが10日、関係者への取材で分かった。

 今年の相馬野馬追は7月24~26日に相双地方で行われる。昨年は新型コロナウイルスの影響で無観客とし、神事を中心に規模を大幅縮小した「省略野馬追」で行われ、通常通りの開催は2年ぶりとなる。今後、関係者が協議の上、来週中にも正式発表する見通し。

 関係者によると、一部の参加者から通常規模での開催を希望する声があり、相馬野馬追執行委員会事務局が検討。全国的に感染が拡大している現状を踏まえ、雲雀ケ原祭場地(南相馬市)の入場者数を、県内在住者を対象に5000人に制限するほか、沿道での観覧ではマスク着用や間隔を空けるよう事前に周知する方針だ。ただ、今後の感染状況によっては開催方法を変更する場合もある。

 同事務局は各自治体や騎馬会など関係者に開催案を示し、書面決議を踏まえ、最終判断する。