福島市、待機児童ゼロ 「ニーズに寄り添う」保育施設増え定員拡大

 

 県内最多の待機児童を抱えて「待機児童ゼロ」を目指してきた福島市の待機児童数が、4月1日現在でゼロになった。木幡浩市長は12日の記者会見で「就任以来の最重点課題が解消できた。今後も待機児童ゼロの維持を目指し、積極的な取り組みを進める」と語った。

 2017年10月の250人をピークに県内最多で推移し、20年4月に脱却した。市は17年12月から「保育の受け皿拡大」と「保育士確保」を柱とした独自対策に着手。その結果、18年と比べて保育施設が20施設増え、保育定員が約1000人拡大した。保育士の処遇改善で雇用人数も430人増えた。

 少子化が進む中、幼児教育・保育の無償化で保育ニーズが高まり、申込児童数は増加傾向にあり、4月1日現在は近年最多の5567人だった。また、希望施設を限定したため入所先が決まらないなど国の基準で待機児童とみなされない入所保留者も128人に上った。

 市は今後も保育ニーズは増えるとみており、施設整備や保育士確保を進めていく考えだ。木幡市長は「待機児童ゼロの維持には保育ニーズに多様な仕組みで寄り添うことが大事。『子育てするなら福島市』といわれるよう取り組む」とした。