いわき田人5万株のクマガイソウ満開、公開中止でも住民努力花咲く

 
満開を迎えたクマガイソウ園

 いわき市田人町石住字綱木のクマガイソウ園は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一般公開が中止となっている。それでも、地域住民らでつくる「綱木クマガイ草を守る会」のたゆまぬ努力が実り、今年も約5万株のクマガイソウが袋状の花を咲かせ、見ごろを迎えている。

 一般公開の中止は綱木地区に高齢者が多いことなどを踏まえた判断。昨年に続き2年連続の公開中止だが、紙面や映像でクマガイソウを楽しんでほしいと取材を受け入れている。11日現在、満開となっている。

 故平子長雄さんが自宅の裏山につくり上げたクマガイソウ園には、例年5千~6千人が訪れ、来場者からの保護協力金を群生地の維持に充ててきた。しかし、公開中止で今年も協力金が見込めないため、クマガイソウの鉢植えや群生の維持のために間引きした苗の販売で活動資金を確保する状況が続いている。

 活動の中核を担ってきた守る会事務局長の平子忠徳さんは現在、闘病中のため妻清子さんらが群生地を守っている。

 清子さんは「素人が守るのは大変だが、長雄さんの思いや夫が好きなクマガイソウを大切にしていきたい」と話す。

 苗は5株2千円、10株4千円で販売。送料は購入者の負担となる。注文時間は午前9時~午後3時30分。問い合わせは守る会事務局(電話0246・89・3404)へ。