いわき・爆発事故の工場、また発煙 砂で再度対処、けが人なし

 

 爆発事故が11日に発生したいわき市の化学品メーカー堺化学工業湯本工場で13日午前2時ごろ、工場内を巡視していた男性従業員から「爆発した工場から白煙が出ている」と119番通報があった。同社によると、消火のため散布した砂の中から発煙した。けが人はいなかった。市災害対策本部などは、砂の層が薄い部分から亜鉛と空気が反応して発煙した可能性があるとみて、原因を調べている。

 市災害対策本部などによると、亜鉛は水や外気に触れると発火する恐れがある。そのため、乾燥した砂で亜鉛を覆い、自然冷却させていた。散布した砂が均一に行き届いていなかった可能性があるという。消防隊員らが現場に到着した際には煙は確認できず、再度、砂で覆う作業を行った。

 爆発事故から2日が経過し、亜鉛の温度が一定程度下がったことから、いわき中央署や市消防本部などは13日、建屋内の一部で実況見分を行った。市災害対策本部によると、13日午後4時現在の亜鉛の温度は240度で、12日から160度下がった。鎮火までには数日かかる見通しで、温度が低下した後に本格的に消火活動を行う予定。同署は業務上過失傷害などの疑いを視野に、捜査を進める方針。