福島・旧茂庭小、訓練センターに 誠電社、風力発電の技術指導

 
木幡市長と協定書を交わした渡辺社長(左)

 風力発電のメンテナンス事業を手掛ける誠電社(福島市)が、閉校した福島市の旧茂庭小を風力発電所の修理と点検技術のトレーニングセンターとして活用する見通しとなった。来年1月にも使用を始め、2025年度までに国際基準のライセンスを取得できる訓練施設を目指す。

 校庭に風車を設置して技術指導を行うほか、洋上風力発電での作業を想定してプールで救命トレーニングなどを計画している。市議会に事業計画が承認された後、同社は住民説明会を開く予定。

 市は同校の土地と校舎を買い取り、活用する事業者を募集しており、同社を優先交渉者として選定。市と同社は13日、市役所で基本協定を結んだ。

 木幡浩市長は「風力発電の人材不足を支えることは意義深い。地域と連携して進めたい」と話した。

 渡辺誠社長は「学んだ技術で海外の風車事業に関わることもできる。経験を積みながら、より高度な技術を身に付ける施設としたい」と話した。

 旧茂庭小は18年3月に閉校した。敷地面積は約1万3317平方メートル。