福島県、病床使用率90%超え 新型コロナ、新たに61人感染確認

 

 県は15日、県内で61人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。14日に陽性が判明し、累計4214人となった。同日時点の病床使用率は90.6%で初めて9割を超えた。内堀雅雄知事は15日に開かれた県議会臨時会の冒頭に「通常医療が圧迫され、医療提供体制崩壊の瀬戸際にある」との認識を示した。

 14日現在の人口10万人当たり療養者数は34.78人で過去最高に並び、ステージ4(爆発的な感染拡大)の状態が続いている。また、月別感染者は過去最多の888人だった4月が14日時点で359人だったのに対し、今月は14日時点ですでに805人で、大幅に上回るペースとなっている。

 14日現在の入院者(予定含む)は425人、自宅療養者は109人でいずれも過去最多。108人が宿泊療養中となっている。重症は21人。

 61人の内訳は、会津若松市といわき市が各17人、郡山市8人、会津美里町5人、喜多方市と下郷町が各3人、伊達市2人、福島市、白河市、二本松市、田村市、南会津町、富岡町が各1人。環境省によると、このうち、富岡町の30代男性、いわき市の50代と30代の男性の計3人は同省発注事業に従事する作業員で、それぞれ別の現場で作業していた。会津若松市の17人には市が14日発表した40代の市職員男性が含まれる。

 61人のうち、20人の感染経路が分かっていない。14日までに18人が退院、17人が宿泊療養施設を退所、6人の自宅療養を解除した。