ヤマブドウワイン「たきね北醇」完成 途絶えかけた伝統継ぐ

 
ワイン「たきね北醇」を手にする鈴木さん(右)

 田村市滝根町の農業鈴木伝二郎さん(79)が生産したヤマブドウを使った赤ワイン「たきね北醇(ほくじゅん)」が完成した。同市の観光地あぶくま洞の売店などで販売されている。鈴木さんは「芳醇(ほうじゅん)な味わいに仕上がった」と手応えを話している。

 これまでは、同市滝根町の農家を中心とする「大滝根山葡萄生産組合」のヤマブドウを大手ビール会社が醸造していた。しかし、組合が解散したため、ワイン生産が途絶えかけていた。

 鈴木さんが関係機関に相談したところ、昨年から新鶴ワイナリー(会津美里町)が協力してくれることになり、ワイン生産が継続できることになった。たきね北醇は、赤ワインとロゼの2種類ある。赤ワインのラベルには「ワイン生産の伝統を継いでいく」との気持ちを込めて「傅(でん)」と記した。

 価格は両種類とも750ミリリットル入り2500円。