長崎復興の象徴「クスノキ」植樹 福島・瑞龍寺、平和と安全願う

 
クスノキを植樹する菊地さん(左)と亘理住職

 福島市は4月、長崎市の原爆投下で枯死寸前になったものの、復活し、同市の復興の象徴となっているクスノキ(大クス)の子孫を、福島市渡利の瑞龍寺に植樹した。

 2013(平成25)年に長崎市と災害応援協定を締結した際に贈られ、福島市の職員が大切に8年間育ててきた。

 長崎市に投下された原爆によって枯死寸前となり、その後樹勢を取り戻したクスノキの子孫に当たり、高さ約40センチまで成長したことから植樹することとなった。植樹場所の瑞龍寺は、福島市に原爆のテストとして投下された模擬爆弾の破片が残り、原爆の恐ろしさを伝える場所となっていることから選ばれた。

 4月23日に、福島市文化振興課の菊地智博さんと同寺の亘理正明住職がスコップを手に、丁寧に苗木を植えた。亘理住職は「地域の平和と安全を願うシンボルになってほしい」と話した。