ヒナノキンチャク保全と活用 福島大が田村・あぶくま洞に案内看板

 
あぶくま洞の敷地内に設置された植物案内看板

 福島大共生システム理工学類の生物多様性保全研究室は、あぶくま洞管理事務所と協力し、田村市滝根町のあぶくま洞敷地内に環境省絶滅危惧1B類に指定されているヒナノキンチャクの生育を伝える案内看板を設置した。観光、教育への活用や保全につなげたい考えだ。

 同研究室は2016(平成28)年、あぶくま洞敷地内にヒナノキンチャクが千株以上生育していることを発見し、学会誌に発表した。

 ヒナノキンチャクは7~15センチの小さな植物で、名前は果実が巾着に似ていたことに由来する。夏から秋にピンク色の小さな花を咲かせる。全国的にも生育地が20カ所程度しかないという。
  
 設置した看板は、あぶくま洞の敷地や周辺の石灰岩地が全国でも希少な植物が生育している場所であることを紹介している。ヒナノキンチャクなど希少な植物の写真も掲載している。福島銀行ふるさと自然環境基金を活用して設置した。