若手語り部、双葉伝承館デビュー「次世代にしっかり語り継ぎたい」

 
口演を行う遠藤さん

 東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)で行われている若手職員の語り部口演で15日、遠藤美来さん(19)=いわき市出身=が語り部としてデビューした。

 遠藤さんは平五小3年の時に被災した。語り部口演では、放射能で目に見えない恐怖を感じたことや慣れない東京での避難生活、親友との別れ、ふたば未来学園高での活動など、震災当時から語り部としてデビューするまでのエピソードなどを紹介した。

 また口演の中で、「いつ大規模な災害が起きるか分からない。早めの避難行動などを心掛けてほしい」と防災意識の向上を来場者に呼び掛ける場面もあった。

 遠藤さんは「震災と原発事故による福島のネガティブな印象を払拭(ふっしょく)したい。また、震災の記憶を風化させないためにも次世代にしっかりと語り継ぎたい」などと話し、活動への意気込みをみせた。