福島市、ワクチン集団・個別接種開始 新型コロナ、初日358人

 
福島市で始まった集団接種会場での高齢者へのワクチン接種。接種前にはスタッフが予診票の確認や体温測定などを行っていた=福島市・NCVふくしまアリーナ

 福島市は17日、一般高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種と個別接種を始めた。初日は、集団接種2カ所と個別接種に協力した医療機関4カ所の計6カ所で、計358人が接種を受けた。大きな混乱やトラブルはなく、接種業務はスムーズに進んだ。ただ、市は接種のスピードアップを図るためには、さらなる医療スタッフの増強が必要と判断している。

 集団接種会場となった「NCVふくしまアリーナ」では、予約時間に合わせて高齢者が次々に訪れた。医師らによる面談で体調を確認した後、ワクチン接種を受けた。大橋雅美さん(81)は「痛さや副反応もなく、ひとまず安心した。早く2度目を接種して、孫やひ孫に会いたい」と語った。

 同アリーナは当面、1日当たり250人のペースで接種を受け入れる予定だ。しかし、この定員は、医療スタッフが限られている状況で設定したものだ。市は、ワクチン接種を終えた医師や看護師らの確保ができ次第、最大で1日500人まで接種のペースを拡大したい考えだ。担当者は「医療従事者の確保は、高齢者の接種を7月までに完了できるかどうかにも関わってくる」とも指摘する。

 福島市は、集団接種と個別接種の予約を統一したシステムで管理しているため、予約の重複などのトラブルもなかった。

 5万1000人が予約済み

 市は10日から一般高齢者約8万5000人の接種予約を受け付け、17日現在、約60%に当たる約5万1000人が予約を済ませている。17日は新たな予約枠として7医療機関、約4443人分が追加されたが、午後1時ごろまでに予約枠に達したため受け付けを終了した。