いわきの観光資源生かしワーケーション!6月から施設紹介など

 
仕事や宿泊が可能な施設(奥)をゴルフコースに併設するヘレナ国際カントリー倶楽部

 コロナ禍で観光地などで仕事をしながら休暇を過ごす「ワーケーション」が注目を集める中、いわき市のIWAKIふるさと誘致センターといわき商工会議所は、ワーケーションを同市への移住につなげようと、観光資源のゴルフ、サーフィン、温泉を柱にした商品を開発した。首都圏を中心に6月から本格的に売り出す考えだ。

 いわきへの「プレ移住」をうたい文句に、誘致センターがワーケーションの相談を受け付け、ゴルフ、サーフィン、温泉の各施設を紹介。県の補助金申請を利用する際のサポートをする。誘致センター独自の助成金も予定しており、宿泊・利用料は通常の半額前後となる見込みだ。体験者にいわきの魅力を伝え、将来的な本格移住を勧める。

 ゴルフの商品はコースに併設する貸し切り別荘のヴィラをオフィス代わりに使用できる「ヘレナ国際カントリー倶楽部」、サーフィンは目の前に海が広がる「宿泊交流施設AC館」となっており、温泉は、Wi―Fi(ワイファイ)によるインターネット環境が整備された湯本温泉の「古滝屋」などだ。

 売り出しの背景には、高齢化のさらなる進展や復興需要の終了に伴い予想される急激な人口減少の問題がある。誘致センターは県と市、いわき商議所が移住促進に取り組もうと2006(平成18)年に発足。田舎暮らし志向の団塊の世代などを中心に移住につながってきたが、震災、原発事故で一気に減少した。

 震災の影響も薄れてきたとみられる近年は増加傾向にあり、昨年度は前年の倍となる22組42人が移住を決めた。遠隔地でも働けるリモートワークなどの普及も関係しているという。

 東京都を中心に広告などでPRする戦略を進める方針で、担当者は「いわきの魅力を将来的な人口増に結び付けるきっかけにしたい」と意気込む。先行してヘレナ国際カントリー倶楽部の商品を販売している。問い合わせは誘致センター(電話0246・25・9151)へ。