福島県内5月感染、月別最多922人 新型コロナ、若松は292人

 

 県は19日、県内で新たに43人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。18日に陽性と分かった。5月(1~18日判明分)の感染者数は922人と月別で最多だった4月の888人を半月余りで上回り、初めて900人を超えた。会津若松、いわき両市での感染拡大に歯止めがかかっておらず、感染力が強い変異株の広がりも懸念される。県は月末までの「非常事態宣言」下の対策で、感染者の増加を抑え込みたい考えだ。

 922人のうち会津若松市は292人、いわき市は205人と、両市で半数以上を占める。両市では、飲食店での会食などを起点とする感染やクラスター(感染者集団)の発生などで4月に急増した感染者が今月に入っても収まらず、高止まりしている。県は先行して会津若松市で3日から、いわき市で13日から、酒類を提供する飲食店への営業時間短縮要請など独自措置を実施しているが、効果については「もう少し状況を見ないと判断できない」としている。

 両市と郡山、福島の4市以外では、喜多方市や会津美里町の感染者が多く、会津若松市周辺の市町村への波及がみられる。県内では今月33市町村で感染が確認されている。

 また、今月の感染者のうち家庭内感染の割合は29.9%に上り、4月から6.9ポイント増加した。県は、4月下旬からの大型連休に伴う人の流れや飲食店での会食を起点に、家庭内での2次・3次感染が急速に広まったと分析している。感染経路不明者の割合も33.3%と依然として高い。県は、急速に進む変異株への置き換わりが影響しているとみている。

 感染者の急増で医療提供体制は逼迫(ひっぱく)。病床使用率は4月27日から連続でステージ4(爆発的な感染拡大)の指標(50%)を上回り、18日現在も78.5%と高い水準で推移している。