過剰希釈ワクチン接種、2回目の5人に 新型コロナ、白河市発表

 

 白河市は20日、今月13日に実施した新型コロナウイルスワクチンの集団接種と巡回接種で2回目の接種を受けた計179人のうち5人に対し、誤って極めて濃度の薄いワクチンを接種したと発表した。市によると、5人は特定できていないが、健康被害が生じる可能性はないとしている。市は今後、179人全員の抗体検査を実施して抗体を示す数値が低い人には再度ワクチンを接種する。

 市によると、ワクチン1瓶当たり、生理食塩液1個で希釈して5人分を作る。しかし、すでに希釈して5人分を取り出した後の使用済み薬液瓶に、再度同食塩液を入れて希釈、ワクチンを調製したことが原因という。終了後の確認作業で使用済みの薬液瓶と生理食塩液の使用個数が合わず、179本の注射器のうち5本に極めて濃度の薄い薬液が注入されたことが判明した。

 市は今回の公表が1週間遅れたことについて、確認作業などに時間を要したためとしている。

 市は対象者全員に抗体検査の詳細を通知する。鈴木和夫市長は「注射器への薬液注入の際にはダブルチェック体制を徹底し、二度とこのような事案が起こらないよう再発防止に努める」としている。