福島県分析「屋外でも感染」 新型コロナ、バーベキューやゴルフ

 

 県は20日、新型コロナウイルスの県内感染事例を公表した。大型連休中を含む4月29日~12日の判明分を分析したところ、バーベキューやゴルフでの感染拡大が複数確認され、県は「屋外でも感染は広がる」として県民に感染対策を踏まえた行動の見直しを求めた。

 屋外レジャーでの感染例として、県外の陽性者を含む親族十数人でバーベキューをして6人が感染した。バーベキューを起因とする感染はこのほか5カ所で確認された。

 知人4人でゴルフをして3人が感染した例もあり、プレー中にマスクを外したほか、プレー後に会食をしたという。

 屋外以外では、家族や親族など大人数での会食で感染が広がった。感染者が症状の出る前日に親戚が集まる会食に参加し、親戚のほとんどが感染。別の感染者は知人家族ら10人程度の会食に参加し、マスクをしていなかったその場の全員が感染した。参加していた子どもも感染し、別の場所で友人に移したため、友人の家族が感染したという。

 飲食店を起因とするケースでは、飲食店の従業員が感染し、従業員を起点に利用客やほかの従業員、家族に広がった。

 これらでは、感染者の家族である高齢者施設の職員や医療従事者が感染した例もあり、県は「医療機関や高齢者施設のクラスター(感染者集団)発生につながる恐れがある」として注意するよう求めた。内堀雅雄知事は「こうした感染例を参考に、一人一人の行動をいま一度振り返るようお願いしたい」と呼び掛けた。